課題

現状と課題

東遊園地の現状と課題について整理しました。

  • … 良い点・保全したい点
  • … 課題
  • 歴史のイメージ

    歴史

    居留地と公園の歴史
    • 東遊園地は、居留地に住む外国人の求めでつくられた日本で最も古い公園のひとつである。
    • 東遊園地は、外国人によって神戸にスポーツ・レクリエーションが展開され、彼らの社会貢献活動を今に伝える歴史的な場所。
    • 外国人と日本人の間で調整をしながら利用されてきた大正時代を経て、戦後改修を重ね、神戸の中心の公園として多くの市民に利用され続けてきた。
  • 都心のイメージ

    都心

    核となる空間
    • 東遊園地は、都心の核となる貴重なオープンスペース。
    • フラワーロード沿いは、高質な植栽管理が行われており、花のまち神戸のイメージを演出している。
    • 旧居留地側の入口が、フラワーロード側に比べて殺風景。
    人の流れ
    • フラワーロードを歩く人が市役所以南に流れない。
    • 国道2号線において分断感がある。横断の歩道橋が長く公園への見通しを阻害している。
  • 回遊のイメージ

    回遊

    園路
    • フラワーロード沿いは、水路や彫刻、花壇などにより、楽しみながら歩けるプロムナードとなっている。
    • フラワーロードの歩道は、水路や植栽や屈曲により、歩きにくい部分がある。
    • 園路が分節され、動線の連続性がない。
    • 公園が旧居留地からフラワーロードへの通過動線となっている。通過動線上にバリアが多い。
    • 公園の北側と南側が道路(葺合南58号線)により分断している。
  • 景観 空間のイメージ

    景観 空間

    景観
    • フラワーロードは、四季折々の草花や花灌木と彫刻が調和する美しい景観を呈し、市民に親しまれている。
    • 慰霊と復興のモニュメントと市庁舎1号館を結ぶビスタ軸が特色ある景観を形成している。
    • 市役所1号館は公園への眺望点となっている。(ルミナリエ等)
    • 居留地側は、擁壁や街角が殺風景。
    空間
    • 公園の北側と南側、フラワーロードと公園が分断した空間となっている。
    • 公園内は、空間が細分化しており閉鎖的な空間が多い。
    • 緑陰を活用した新たな賑わい空間が生れている。(FarmersMarket)
  • 施設のイメージ

    施設

    建築
    • レストランや管理事務所は、旧居留地時代の建物を模した外観で、神戸らしい景観を形成している。
    • レストラン周辺の植栽により、公園との一体性に欠ける。
    モニュメント
    • 「花とみどりの彫刻」は彫刻をまちづくりに取り入れる主旨で、1960年代後半から整備された。
    • 震災や歴史関連のモニュメントが多く設置されている。
    • 阪神・淡路大震災慰霊と復興のモニュメントは公園の主要施設だが入口からの動線が複雑で分かりづらい。
    • モニュメントが混在しており歴史上の意義を伝えられていない。
    • 「大噴水」は大きな面積を占めているが、利用者が少ない。
    占用施設
    • 地下駐車場(約1,1000m2)とその付帯施設。
  • 花みどりのイメージ

    花みどり

    全体
    • 樹木が立派に成長しており、都心の貴重なみどりとなっている。
    • 常緑樹が多く季節感に乏しい。
    旧居留地側外周植栽帯
    • 高木(クスノキ)が成長し、旧居留地側からみどりのアイストップとなるとともに、公園利用者に緑陰を提供している。
    東側の植栽帯
    • メタセコイアやラクウショウの植栽帯が、特色ある景観を呈し、利用者に緑陰を提供している。
    • Farmers Marketの会場(緑陰空間)として活用されている。
    フラワーロード側植栽帯
    • 植栽帯により公園とフラワーロードが分断している。
  • 利用のイメージ

    利用

    イベント
    • 阪神・淡路大震災犠牲者の慰霊と鎮魂の意を込めた「ルミナリエ」「1.17の集い」が開催されている。
      • ルミナリエ(毎年12月 来場者数:3,256,000名/10日間 2015年度)
      • 1.17の集い(毎年1月 記帳者数:約21,100人/2016年度)
    • 「神戸まつり」「神戸マラソン」等のイベントが開催されている
    日常利用
    • 都心の利便性良い立地にも関わらず、平日の利用者が少ない。
    社会実験
    • にぎわい創出に向け、芝生広場を活用した、公園の魅力を高めるプログラムが実施されている。
  • 安全のイメージ

    安全

    阪神・淡路大震災
    • 阪神・淡路大震災を伝えるためのモニュメントや施設がある
    防災
    • 東遊園地:緊急避難場所(地震・津波・大火事)
    防犯
    • フラワーロード側から公園内部への見通しが悪い
    • 死角が多い(北側、フラワーロード等)
    • 南側園地内で見通しが悪い所がある(植栽帯などによるもの)

モザイク状の空間の分析

公園の長い歴史の中で改修や整備を重ね、モザイク状に細分化されている空間について分析しました。

モザイクスペース
  • 多目的広場のイメージ

    ❶ 多目的広場

    神戸ルミナリエや1.17の集いなど大規模イベントでは利用されているが、(芝生化実験以前は)日常的にに有効活用されていない。

  • パフォーマンス広場のイメージ

    ❷ パフォーマンス広場

    通過動線となっており、多目的広場との一体性が希薄。

  • 虹の泉ゾーンのイメージ

    ❸ 虹の泉ゾーン

    彫刻「虹の泉」が稼働しておらず、空間が有効活用されていない。

  • 北西エントランスのイメージ

    ❹ 北西エントランス

    利用が少なく、空間が有効活用されていない。

  • メインエントランスのイメージ

    ❺ メインエントランス

    地下街への出入り口が公園内部への視線を遮っており、入り口であることがわかりにくい。

  • 円形ベンチ(ケヤキ)のゾーンのイメージ

    ❻ 円形ベンチ(ケヤキ)のゾーン

    緑陰で休養する利用者が多いが周辺の広い空間は、通過動線となっており有効活用されていない。

  • 並木(ラクウショウ)のゾーンのイメージ

    ❼ 並木(ラクウショウ)のゾーン

    緑陰を活かして、Farmers Marketが開催されており、にぎわいの空間となっている。

  • 噴水・滝のゾーンのイメージ

    ❽ 噴水・滝のゾーン

    水辺が潤いのある景観を呈しているが、フラワーロードや多目的広場との一体性に乏しい。

  • 慰霊と復興のモニュメントのイメージ

    ❾ 慰霊と復興のモニュメント

    東遊園地の主要施設だが、入り口からの動線が複雑でわかりにくい。

  • 広場南エントランスのイメージ

    ❿ 広場南エントランス

    入口がわかりにくい。

  • 居留地ガーデンのイメージ

    ⓫ 居留地ガーデン

    居留地側の街並みに対して、閉鎖的な空間となっている。

  • ビオトープゾーンのイメージ

    ⓬ ビオトープゾーン

    身近な生物の生息環境となっているが、周辺環境との一体性がない。

  • 旧居留地側エントランスのイメージ

    ⓭ 旧居留地側エントランス

    旧居留地側の街並みに対して、魅力的なエントランス景観を呈していない。

  • 噴水北エントランスのイメージ

    ⓮ 噴水北エントランス

    公園の北側と南側をつなぐ結節点であるが、入口から公園内部の様子がわかりにくい。

  • 噴水広場のイメージ

    ⓯ 噴水広場

    かつては、海からのアプローチに対してランドマーク的な存在であったが、現在は有効活用されていない。

  • レストランゾーンのイメージ

    ⓰ レストランゾーン

    景観的に調和しているが、植栽の配置により公園との一体性に欠ける。

  • 管理事務所ゾーンのイメージ

    ⓱ 管理事務所ゾーン

    公園の管理施設であり、一般の利用はできない。

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