これまでの取り組み

再整備検討委員会

平成28 年度に東遊園地再整備検討委員会(有識者会議)を立ち上げ、さらなる活性化に向けた再整備のあり方について検討しています。
平成28年度に開催した、3回の検討委員会のまとめをご紹介します。

  • 東遊園地の歴史のイメージ

    東遊園地の歴史

    • 東遊園地は、横浜の山手公園と並び日本を代表する西洋風の公園であり、かつては、西洋のスポーツや文化が融・合する窓口であった。多文化が混在していた時代もふまえて検討が必要である。
    • 東遊園地は、①西洋風の公園 ②震災この2点が重要である。
    • 各ゾーンが整備された時点でのコンセプトやタイムラインも評価軸として必要である。
  • 芝生化社会実験のイメージ

    芝生化社会実験

    • H27~28年度の社会実験を通じて、市民、行政、運営している者が同じ夢を見ることができたのが一番大きな成果。公園を育てるプロセスの中で市民としての文化が育つ。
    • 社会実験の結果より、「プログラム型」の公園が求められていることは明白である。
    • 技術的・費用的な課題に対して、サスティナブルな方法を検討しなければならない。
    • 都心の緑が人々に与えた影響は大きい。今後も市民全体で取り組めると良い。改良するときに、市民の声をどれだけ反映できるかが今後の課題である。
  • 事業連携のイメージ

    事業連携

    • 東遊園地を都市の核とすれば、核を中心として都市が輝くための戦略が必要である。
    • 他の部局やプロジェクトとの連動性を強化することも重要である。
    • 神戸市は道路のリデザインに取り組んでおり、道路の広場化を進めてようとしている。東遊園地のリデザインに際しては、道路での短期滞在、公園での長期滞在という視点から、役割分担・連携を検討すべきである。
  • ターゲットイメージ・利用者層のイメージ

    ターゲットイメージ・利用者層

    • ターゲットとしては、市民が最も重要であり、次にインバウンドである。神戸市民のライフスタイルを東遊園地でどのようにつくっていけるかが最も重要な視点である。
    • 神戸2020ビジョンのテーマは「若者に選ばれるまち」だが、どのような若者に選ばれるまちなのか、一歩踏み込んだ具体的な設定が必要である。東遊園地が、どのような関心のある人に利用される公園なのか、きめ細かに設定することが重要である。
  • プログラム型-アクティビティの想定(季節軸・時間軸)のイメージ

    プログラム型-アクティビティの想定(季節軸・時間軸)

    • 今後は、目的性をもって人が集まるようなプログラムの実施により、人が公園に来るきっかけをつくることが必要である。
    • 使い方を限定された場所は少なくて良く、利用者のニーズはソフトで対応できる。
    • コンセプトを実現するために、制度・仕組み、運営、収支、都心のつながり、公園のデザイン、利用者について検討しなければならないが、さらに重要なのは、時間軸や季節軸の発想である。
  • 広域的視点(都市計画・アーバンプランニング)のイメージ

    広域的視点(都市計画・アーバンプランニング)

    • 神戸の将来像に基づき、山から海へ楽しく歩ける街を目指し、広域的なスケールから東遊園地をとらえる。
    • 三宮の南側の玄関口から、Kiitoなどのベイエリアへと人の流れを引っ張るためには、広域的な視点に基づく一貫したコンセプトが 必要である。
    • 地区公園の枠組みを超えて、三宮徒歩圏域と観光を含む視点で考えるべきである。
    • 地区レベル、地域レベル、都市レベルの3つのレベルで検討しなければならない。
  • 回遊・ネットワークのイメージ

    回遊・ネットワーク

    • 海までの軸、即ち広域的な視点で考えると、市役所~Kiito~突堤~波止場埠頭緑地~メリケンパーク~居留地という回遊性に対して、東遊園地はどうあるべきかを検討すべきである。
    • 三宮以南のエリア、旧居留地、三宮の東を含めて、歩行者空間の視点が重要。他の公園、公開空地などとの歩行者ネットワークを含めて検討すべきである。
    • コベリンやLRT等合わせて検討が必要である。
  • 空間構成-モザイク状の空間の再構築のイメージ

    空間構成-モザイク状の空間の再構築

    • 17のモザイク状の細分化された空間は、使い方を限定し、周辺のまち・地域との一体性に欠け、魅力的な空間となっていない。多様な利用ニーズに対応できるように、大きなブロックに空間をまとめ、一体性を高めるという方向性は良い。
    • 今あるものを‘とる’という作業から始めて、次に設備系の評価、その後、形・ハードの検討へと進むプロセスとすべきである。
    • 現在の東遊園地には、多くのモニュメントがあり、雑多となっているので、コンセプトを整理し、純化すべきである。
    • 空間・構造的な視点から花時計・市庁舎を含めた範囲で検討すべきである。
    • 東遊園地、市役所(2・3号館)、道路を一体としてとらえれば、さらに面白い東遊園地界隈となる。
  • パークマネジメント・エリアマネジメントのイメージ

    パークマネジメント・エリアマネジメント

    • 今回の社会実験をビジネスモデル化して仕組みを議論していくことが重要である。
    • プログラム型を進めるためには、制度設計、ルールの見直しや規制緩和などの制度設計が重要である。
    • パークマネジメントによるサスティナブルな公園を目指すのであれば、何らかのダイナミックな展開を検討しなければならない。商業施設と公園をからめた事例も参考としながら、様々な政策手法も含め議論が必要である。
  • プロセスデザイン-今後の進め方のイメージ

    プロセスデザイン-今後の進め方

    • 今後は、公園の管理運営主体のあり方(地域、NPO団体、市民のネットワーク、民間企業等)と、どういう公園であるべきか(デザインや配置)についての検討が密接に結びつくように進めなければならない。
    • 魅力的な公園とするためには、様々な主体に関わってもらいながら、サスティナブルな公園運営に対する知恵を幅広く求めなければならない。
    • デザインワークショップやデザインコンペを実施するのであれば、様々な主体(民間企業等)が、東遊園地の運営にどのような形で関与できるかという意見や、東遊園地の可能性(ビジネスや事業を行うために必要な設備と投資等)について意見・アイデアを求めるべきである。
    • これまで東遊園地で活動を続けてきた方々の想いなしに、東遊園地の将来について議論はできないので、関係する方々の意向をきき、計画に反映すべきである。

社会実験

東遊園地のにぎわい創出に向け、平成27 年度から様々な社会実験に取り組んでいます。
平成28 年度には、グラウンド部分での芝生化実験と芝生広場を活用した公園の魅力を高めるプログラムを展開しました。

グラウンドの芝生化実験

目的

芝の種類や芝生保護材、土壌改良材を組み合わせ、10パターン以上の実験を行い、日常的な利用や大規模イベント時における芝生の損傷具合やその後の回復の状況を検証する。
なお、一部の実験区(約500平米)では、ビッグロール工法を採用し、工期や養生期間を短縮することで、より早期(6月25日)に開放できるエリアを設ける。

位置・規模
芝生化実証実験位置図
期間

《平成28年度》

5月31日 着工
6月20日頃 張芝工事完了
6月25日~ 芝生広場一部開放(約500m2)、それ以外の区域は養生
7月下旬 芝生広場全面開放(約2,500m2
12月2日~12月11日 「神戸ルミナリエ」開催(来場者数 累計3,253,000名)
芝生の変遷
  • 張芝工事の状況のイメージ
    張芝工事の状況
  • 張芝工事の完了時の状況のイメージ
    張芝工事の完了時の状況
  • ルミナリエ開催後1週間の状況のイメージ
    ルミナリエ開催後1週間の状況
結果(中間報告)
芝種

ティフトン芝の回復が最も早い。

芝生保護材

耐圧型保護マットを使用した芝生の根長への影響が最も少ない。

土壌改良材

耐圧基盤材による芝生が根長への影響が最も少ない。

今後の予定

平成29年3月に、芝生回復作業(サッチ除去、エアレーション、オーバーシード、養生シート布設)を実施し、平成29年度は、大規模イベントにより消失した芝生の回復等の調査を引き続き行う。

にぎわい創出事業(名称:「アーバンピクニック」)

目的

芝生化実証実験に合わせて、東遊園地のさらなる利活用の可能性を探るため、公園の魅力を高めるプログラムを展開する事業者を公募により選定し、にぎわい創出に寄与する新たなプログラムを展開していくとともに、広報PR活動や事業の評価検証についても実施する。

期間

平成28年6月25日(土)~11月6日(日)
各日11:00~19:00(土日は10:00オープン・夏季は20:00まで・荒天中止)

事業者
代表事業者

一般社団法人リバブルシティイニシアティブ

協力事業者

 (株)公園マネジメント研究所 (有)リバーワークス

実施体制
実施体制
会場

東遊園地

実施内容
  • アウトドアライブラリー
  • 公募プログラム
  • カフェの運営・仮設構築物Park Kitchen
  • ガイドツアー
  • フォーラム等の実施
  • パークラボ
  • アウトドアライブラリーのイメージ
    アウトドアライブラリー
  • 公募プログラムのイメージ
    公募プログラム
  • カフェの運営のイメージ
    カフェの運営
事業成果

90回以上のイベントプログラムを実施し、2,300人以上の方が参加

  • 約3割以上の来園者が、芝生で過ごすことを目的として来園している。土曜日の回答では、開催中のファーマーズマーケットを目的とする来園者が多い。
  • 約7割が「芝生化の継続」を望んでいる。
  • 芝生化やにぎわい創出の取り組みにより9割以上が「都心のイメージがとてもよくなった」「よくなった」と回答。

今年度も引き続き、アーバンピクニックを開催しています。

開催期間:平成29年7月15日~11月5日

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